私がキトサンの存在を知ったのは、1990年代ごろに起こったキトサンブームの頃ではないでしょうか。
当時は、二十歳そこそこだった私は健康食品と言えば朝鮮人参ぐらいしか知りませんでした。
もちろん、健康食品の効果効能など知りませんでした。
そんな時に私の父が、「ガン」で入院したのです。
サラリーマンの父は若い頃に胃潰瘍で入院した経験があり、今回の入院も健康診断の結果、胃に潰瘍が見つかったので、切除するということだけを聞いていました。
病院に入院する前も、いつもと変わらず生活していたような気がします。
手術当日母と一緒に立会いました。
手術は午前中から始まりました。麻酔によって意識不明になった父をみて、声をかけることができませんでした。
手術室のランプがともり、母と私は終始無言のまま病院のベンチに座ってまっていました。3〜4時間ぐらいで父の手術は終わりました。
手術室から病室に運ばれる父に、母が「お父さん、大丈夫!」とさけんだことを覚えています。
執刀した先生から手術について母と一緒に説明を受けました。
切除した父の胃を手にとり、ココの部分が腫瘍ですと説明を受けましたが、胃は真っ赤なピンク色で腫瘍の場所などはわかりませんでした。
私は母から胃潰瘍と聞いていたので、特別心配などしていませんでした。
執刀医の先生から冷静に説明を聞いていましたが、母はボーッと聞いていたようです。
母は時間を見つけ、ほぼ毎日病室に訪問していたようです。
胃を2/3くらい摘出しましたが、術後の経過も良く、1ヶ月半ぐらいで退院することができました。